マイコプラズマ
ウレアプラズマ感染症とは?

マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症とは、マイコプラズマジェニタリウム、マイコプラズマホミニス、ウレアプラズマパルバム、ウレアプラズマウレアリチカムなどによる女性生殖器感染症のことで、子宮頸管炎が主たる病態です。そして性行為により感染します。

どんな症状があるの?

症状としては、無症状のケースや子宮頸管炎によっておりものが増えたり、悪臭を伴ったり、外陰部がかゆくなったりします。また骨盤腹膜炎にまで炎症が広がり重症化してしまうこともあります。さらには早産や自然流産等との関連性を示唆する報告や、HIV感染症を惹起しやすくなるなどの報告も認めています。

検査が必要となるのはどんな人?

通常、おりものが増えたり、悪臭を伴ったり、外陰部がかゆくなったりした場合には、まずは淋菌・クラミジアや腟内細菌叢の検査などの一般的な検査を行います。ただし、そういった検査を行っても異常がない、もしくは治療したにも関わらず症状の改善がみられない方がいらっしゃいます。そのような場合、原因がマイコプラズマ・ウレアプラズマの感染であるケースが少なくありません。
そのため、一般的な検査や治療を行っても自覚症状が改善しない方に対してはマイコプラズマ・ウレアプラズマ感染の検査を行います。これらの症状がある方は、ひとりで悩まずに、お早めに当院へご相談ください。

検査方法

子宮頸管・腟分泌物を採取し、核酸増幅法により行います。
マイコプラズマ・ウレアプラズマの検出にはTMA法を行い、マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染の診断をしております。

治療方法

治療にはアジスロマイシン、ドキシサイクリン、モキシフロキサシン、シタフロキサシン等を使用します。マクロライド系抗菌薬であるアジスロマイシン耐性やニューキノロン系抗菌薬耐性などもあり、適切な治療が必要となります。

当院では、患者様にあった最適な治療方法を選択し、一緒に症状の改善を目指します。
診察をご希望の方は当院の24時間WEB予約かお電話にてまずはご相談ください。

治癒判定方法

治療後2~4週間あけて治癒判定を行います。
症状の改善や陰性を確認できれば、治療終了となります。

ここからはQ&Aで分かりやすく解説していきます。

Q1.マイコプラズマ・ウレアプラズマにかかるとどのような症状がありますか?

無症状のケースや子宮頸管炎によっておりものが増えたり、悪臭を伴ったり、外陰部がかゆくなったりします。また骨盤腹膜炎にまで炎症が広がり重症化してしまうこともあります。さらには早産や自然流産等との関連性を示唆する報告や、HIV感染症を惹起しやすくなるなどの報告も認めています。

Q2.検査に健康保険は使えますか?

健康保険は使用できず、自費の検査項目となります。

Q3.検査が必要となるのはどんな人ですか?

検査が必要となる方は、自覚症状があって、淋菌・クラミジアや腟内細菌叢の検査などの一般的な検査を行い、それらに異常がない、もしくは治療したにも関わらず症状の改善がみられない方が対象となります。