after pill
アフターピル(緊急避妊薬)とは、妊娠を望まない女性が避妊せずに行われた性交、または避妊したものの避妊手段が適切かつ十分でなかった性交の後に、緊急避難的に妊娠成立を阻止するためのものです。
アフターピルが必要となる状況としては、避妊をしない性交、コンドームの破損・脱落・不適切な使用、腟外射精、ピルの服用忘れや下痢などによる吸収障害、レイプや性的暴行、性交後8時間以内での避妊用ペッサリーの除去などがあります。
これらの状況でお悩みの方は、ひとりで悩まずに、まずはご相談ください。
大きく分けて3つの作用機序があります。
これらの作用により、緊急避難的に妊娠成立を阻止することが可能となります。
そのため、アフターピル服用後に再び避妊を失敗してしまうと妊娠してしまう可能性があるため注意しましょう。
排卵を抑制あるいは遅らせる
精子の侵入を阻害する
着床を阻害する
アフターピルには3種類の内服方法があります。
性交後72時間以内に1回服用するタイプ、性交後120時間以内に1回服用するタイプ、そして現在ではあまり使用されなくなった中用量ピルを2回服用するタイプがあります。
すべてのアフターピルに共通していることは、服用が早ければ早いほど避妊効果が高くなるということです。できるだけ早い服用をおすすめいたします。
マドンナ(レボノルゲストレル)
性交後72時間以内に服用します。
海外版のレボノルゲストレル製剤です。
レボノルゲストレル
性交後72時間以内に服用します。
エラワン(ウリプリスタール)
性交後120時間以内に服用します
当院では性交後120時間以内に内服可能なアフターピルもご用意しております。
アフターピルをご希望の方は、9:30-12:30/14:30-17:30であればご予約不要ですので、直接ご来院ください。
起こりうる副作用
副作用で最も多いのは嘔気です。
その他には頭痛、倦怠感、めまい、胸の痛み、腹痛、下痢、不正出血などがあります。
いずれも一過性の副作用であるため、1~2日で症状は改善します。
注意すべき点
アフターピルの効果は完全ではなく、必ず妊娠成立を阻止できるものではありません。
そのためアフターピル服用2~3週間後には必ず妊娠検査薬を行ってください。
生理だと思っていた出血が、妊娠時の着床出血(受精卵が子宮内に着床する際におこる出血)である可能性や、異所性妊娠による不正出血である可能性もあるためです。
生理が遅れている場合や妊娠検査薬で陽性となった場合には、必ず病院を受診するようにしましょう。
今後の避妊方法について
アフターピルは、あくまでも望まない妊娠を緊急的に阻止するためのお薬です。
避妊効果も100%ではありません。
そのため、今すぐの妊娠を望まない場合には「ミニピル・低用量ピル内服」や「ミレーナ」を推奨します。
ミニピル・低用量ピル
正しく服用できていれば、99%以上の避妊効果が期待できます。
避妊効果に加えて、生理の量が少なくなり、生理の期間が短縮するため、生理痛が軽減します。
当院では、患者様に最適な避妊方法を選択します。
アフターピルをご希望の方は、9:30-12:30/14:30-17:30であればご予約不要ですので、直接ご来院ください。
アフターピルが必要となる状況としては、避妊をしない性交、コンドームの破損・脱落・不適切な使用、腟外射精、ピルの服用忘れや下痢などによる吸収障害、レイプや性的暴行、性交後8時間以内での避妊用ペッサリーの除去などがあります。
これらの状況でお悩みの方は、ひとりで悩まずに、まずはご相談ください。
避妊を失敗してから、できるだけ早い服用をおすすめいたします。
性交後72時間以内に1回服用するタイプ、性交後120時間以内に1回服用するタイプ、そして現在ではあまり使用されなくなった中用量ピルを2回服用するタイプがあります。
すべてのアフターピルに共通していることは、服用が早ければ早いほど避妊効果が高くなるということです。
副作用で最も多いのは嘔気です。
その他には頭痛、倦怠感、めまい、胸の痛み、腹痛、下痢、不正出血などがあります。
いずれも一過性の副作用であるため、1~2日で症状は改善します。
アフターピルの効果は完全ではなく、必ず妊娠成立を阻止できるものではありません。
そのためアフターピル服用2~3週間後には必ず妊娠検査薬を行ってください。
生理だと思っていた出血が、妊娠時の着床出血(受精卵が子宮内に着床する際におこる出血)である可能性や、異所性妊娠による不正出血である可能性もあるためです。
生理が遅れている場合や妊娠検査薬で陽性となった場合には、必ず病院を受診するようにしましょう。
アフターピルが今後の妊娠に影響することはありません。
それよりもコンドームを使わない性交をおこなっている方の場合、不妊症の原因となるクラミジアや淋菌などの性感染症の検査をすることが推奨されます。
特にクラミジア感染が長期化すると、不妊症や異所性妊娠(卵管妊娠)の原因となってしまうことがあり注意が必要です。
性感染症検査を受けたことがない方は、一度は検査を受けてみましょう。